私にとってロミロミは、祈りそのものです。
ネイティブのハワイアンたちは何をするにもまず祈りを捧げて自然や宇宙からの「手助け」乞うことから始めます。
me ke aloha にいらしたお客様ご自身が望んでいる変化に、うまく心と身体をのせていくサポートをロミロミを通じて私の手からマナを授けます。
例えるなら、サーフィンの波にうまく乗れるように後ろに回り、波が来たらボードを後ろから押してサポートするイメージです。
ですので、ロミロミはまず、祈ることが出来なければ成立しません。
チャント、オリ を唱えることで開始することで、はじめてそのマッサージを「ロミロミ」と呼べます。
ただ文言を唱えるだけでなく、Hawai'iの地で自分の声の波長がその場所と一体化する経験を経てはじめて、オリはオリになりえます。
人は人に触れる、触れられることで、今流れているエネルギーの波動を変えることができます。
エネルギ−は、常に同じもので停滞させるよりも適度に循環させ、ちがう流れや刺激を受けることで活性化されます。
それは身体、精神どちらにも言えることであり、愛のあるスキンシップは人の心を落ち着かせ、身体には活力がみなぎります。
そしてそれは施術を受ける側、施術を授ける側、両方共に言えることであり、
ここに来てくださった方のエネルギーもまた私に入ってきます。
ここに足を運んでくださった方がme ke alohaの門をくぐった瞬間からそれは始まっています。
ここに足を運んでくださった直感とエネルギーに感謝を込めて受け取り、
私のマナとして精一杯ロミロミでお返しいたします。
Mahalo!
ALOHA!
ロミロミとは、何でしょうか?
ロミロミとは古代Hawai'iの医療でした。
医療と言っても非常に儀式的な要素が強く、
神へのオリ(祈り)が幾重にも捧げられ、
神聖なアヴァを患者に注ぎ、
最後にヒーラーが背中を押す…
という様な、シャーマニックな一連の「儀式」です。
私がロミロミを始めた初期には、カフナが伝えたロミロミという技法を故アンティーマーガレット女史の流れを汲んだ先生から教えてもらいました。
そして途中から、神が行なっていたであろう祈りが中心であるロミロミへと学びのスタイルを変更しました。
「ペレの系譜」を伝える血筋の、クム・ケクヒと出会ったからです。ケクヒファミリーのオリとフラに出会い、ペレについて学ぶ決心をしました。
「ペレとヒイアカ」の神話は、Hawai'iの火山誕生にまつわる神話でありながら、ペレの妹ヒイアカが、姉のペレから与えられた難題にぶつかりつつ、同時に様々な人を癒し、最終的には人を蘇生させる能力を開花するHawai'iきってのスーパーヒーラーの話でもあります。
こちらの神話に登場するオリの素晴らしさを学ぶにつけ、私自身、祈りは人の意識変革を起こす力があると実感して行きました。
きちんと祈ることが出来なければ、ロミロミは他のリラクゼーションと何ら変わりありません。
me ke alohaのロミロミは、
他では体験の出来ない「祈りのロミロミ」。
オリと同時に手からの波動を存分に味わってください。